墓の周りは花だらけ

おでかけ日記にしたい

知らなかった世界を知ること

君はシドロ喪ドロというバンドを知っているか。

失礼、バンギャ特有の大声が出てしまいました。

twitter.com

”白塗り奇譚カストリ楽団【シドロ喪ドロ】”+このインパクトあるアイコンでどんなバンドか一発で解ると思う。え、解るよね。
あの……グルグル映畫館って知ってますか?
グルグル映畫館、という名古屋発のカルト的人気のあるバンドがあり(もう閉館しました)そのイズムを継承する文学的ルサンチマンバンドです。この説明で合ってる? 間違ってたらシバいてください。

 

メンバーは以下の通り:

ヲ賀ミツロウ (@sid_mod_oga) / X

ボーカル&ギターのヲ賀さん。シドロ喪ドロのための唄声をしている。

ナカザ斗タカシ (@sid_mod_takasi) / X

ギターのナカザ斗さん。ステージ上とフロアで別人ビッキーズの後継者。

イシヅ架ワタル (@sid_mod_wataru) / X

ドラムのイシヅ架さん。イシヅ架先生って呼びたくなるのわたしだけ?

サポートメンバー(9/10まで←;;)

中村椋🔜9/10世界システム主催@池袋手刀 (@NKMRMuku) / X

サポートベースの中村椋さん。ライブを重ねるごとに属性が増える謎の男

 

なんでシ喪公式略称)を知ったんだっけな〜〜と思ってたんだけどそもそもヲ賀さんとグルグル映畫館の話をTwitterでしていたことがきっかけだったと思う。
それで去年の夏に初ライブをしてたんだけどタイミングが合わなくてずるずる行けず、結局初めて行ったのは2023年6月24日。

↑まあそんな言い訳しつつ本当は「池袋手刀がよく分からなくて怖い」というのがいちばんの理由だったのだった。
ご存知の通り(?)わたしは普段筋肉少女帯人間椅子のライブの比較的大御所のライブに大喜びで(ときに罵詈雑言も交えつつ)行っているので「知らないちっちゃい(大失礼)ライブハウスは怖い!!!」という陰キャ特有の意識がある。馴染みがあるのはリキッドルーム、チッタ、中野サンプラザ、そういえば武道館にも行ったことがあるな。嫌いなのは渋谷クワトロ(柱)と渋谷duo(柱)、横浜ベイホ(駅から遠い、柱)です、よろしくお願いします。ブレイズもすきだったな〜また行く機会あるかな。

さて6/24、この日は盲目ダイアリーさんのレコ発で、着いてから知ったけど中村椋・狂気の3ステというとんでもないライブを観てしまいました。ハクムクで歌って盲目ダイアリーでサポートしてシ喪でもサポートして……なんだこのバケモン!?
椋さんの話はまた別途します。たぶん。

で、その日のシ喪のステージはYouTubeで公開されている。サムネ可愛いね。

www.youtube.com

◆演目
1.汚れつちまつた悲しみに
2.首縊ヶ町四畳半幻想(抜粋)
3.白痴。或いは痴人の戀。
4.涅槃坂に、花。
5.瓶詰の地獄
6.咎、咎、嘆息……!

 

まずSEに蘭妖子の『のぞきからくり赤い帯/蘭妖子 - YouTube』を持ってくるセンスに痺れる。

もうこれ観たら解ると思うけど「ああこれ知ってる! 知ってるけど新しい! こういうのを求めてた!!!」てなるオ…バンギャたくさんいると思う。こいよ……クレバーに抱いてやる。

漢字たくさんで難しめの歌詞はヲ賀さんのnoteで公開されております→ヲ賀ミツロウ|note

白痴。〜とかフリがついてる唄もあるんだけどぜ〜〜〜〜んぜん覚えられないからわたしは開き直ってくにゃくにゃしてます。ノリ方は自由。
汚れつちまつた〜は三三七拍子、瓶詰めの地獄は一本指を立てる!くらい覚えてたら十分楽しめる。過度なヘドバンは死にますので、注意してください(ぎっくり首を患う者より)。


そういえばブログタイトル回収してなかった。
ライブ映像は動画を観てくれたら楽しさが解るんだけどわたしがこの界隈に足を踏み入れてびっくりしたこと。
演者が、ギャと近い。

まず早めにハコについて写真撮ってたら後ろで麺が屯して煙草吸ってたもんな。

↑後ろでイシヅ架さんとナカザ斗さんが話してたから気配消して写真撮った。

 

いざ開場。ふつうの(?)ライブ通り整番順に入れてもらえる。
おお……思ったより、コンパクトな作りだな……アッ降りたとたん電波通じなくなった……ていうか麺が長机で自分たちで物販用意してるよ……こんなことあるんですか? ギャが「あー! XX(名前失念した、すみません)ちゃん生きてたー!」って死ぬほどフレンドリーに麺に話しかけててたまげた。え? ここライブハウスですか? オフ会じゃないですか? わたし来て大丈夫ですか?

ほんでかなりびっくりしたのはまだTwitter(現X)でしかやりとりしたことないヲ賀さんたちがわたしを覚えていたこと。なんでだよ!? 「あー! あきてぃんさん!」って言われてこのときほど自分の名前を恥ずかしいと思ったことはないね。「あき」か「てぃん」かどっちかにしろ。でももうこれで13年やってるから許して。

このときはたしか下手(しもて)が埋まってたから上手(かみて)に陣取ったんだけどこれが大失敗で


タカシの顔が見えねえ。椋さんも入ってねえ。
(敗因:自分の身長を過信していた←150cmのくせに自分では170cmくらいだと思っている)

 


アッ、イシヅ架さんニコニコしてて可愛いね、フフ、ウフフ。

というか言い訳いいですか?
撮影OKの現場初めてなんですよ。
いつも会場では「会場内の撮影、録音、録画は禁止となっておりまーす」と無感情な声にアナウンスされながら自撮りしているため「ライブを撮影していい」という考えはスコ〜ンと抜けてるワケ。筋少でも撮影OKな一瞬あったけどマトモなの撮れなかったな……。
手刀はバズーカみてえなカメラ持ってるひといて”ガチ”さを感じられてよかったです。わたしはiPhoneは古いし撮影センスがないので、そういう方々の素敵な写真を拝んではありがたやありがたやとライブを思い出しております。

シ喪全体の感想としては「観に来てよかった! わしはこれを求めてたんや!」という気持ちです。ヲ賀さんには言ったけど(前後の会話省略)「シドロ喪ドロにはシドロ喪ドロを求めてます!!」ほんとそのまんま、シ喪にしかない哀愁と鮮烈な音、むつかしいのに耳馴染みのいい歌詞など、来れば解る。まあ来るまでが怖いのも解る。わたしも3回行ったけどいまだに怖いので。

でもシ喪のお陰で「知らなかったハコ」や「知らなかったバンド」に出会える事実は「怖さ」を凌駕するほど。この歳になって(永遠の16歳ということになっておりますが……)新しい音楽を発掘することってなかなかないからすごく楽しい。

ということでトラブルもありつつチェキを買い、新しい扉を開いてwktk(死語)しながら帰路についたあきてぃんであった。

これから知っていくことも多いんやろな〜と思いつつ、


大忙しだった中村椋さんで〆ておきます。